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Moxa、2015年鉄道技術展に市場認定済み次世代鉄道向けイノベーションを出展

2015年11月5日

  • 会社情報

2015年11月5日、台湾、台北 — IRIS認証取得済みソリューションプロバイダのMoxaは、老朽管理、信頼性や業務の向上、保守間隔の長期化、全体コストの削減といった鉄道運行者が日常直面する問題を理解しています。Moxaの鉄道用統合ソリューションには業界のこうした鉄道産業の問題を解決するために、多数の革新的技術が採用されており、同ソリューションは千葉の幕張メッセで開催される2015年鉄道技術展(MTIJ)に出展されます。

鉄道インターコンシストネットワーク向けの新しいインテリジェントイーサネット冗長化

ToughNetシリーズのEN 50155準拠マネージドイーサネットスイッチは、車両構成が運行の途中に変更されても、車両に搭載されているイーサネットスイッチの迅速な自動設定を可能にするMoxaの最新のダイナミックリングカップリング技術に対応しています。ダイナミックリングカップリングは、車両間のネットワークでは1秒以内の復旧を、イントラコンシストネットワークでは20ms以内の復旧を保証します。また、従来のRSTPとは異なり、再配向時のイントラコンシストネットワークを中断させることがありません。その結果、カップリングスイッチの構成が途中で変更されても、今日の長距離鉄道利用者や運行者が当然利用できるものと考えている映像監視、Wi-Fi接続、旅客情報システム、アナウンスシステムなどのすべてのイーサネットネットワークサービスの継続使用を可能にします。

7か国11か所の大型プロジェクトに採用されているMoxaの車上映像監視システムおよびPIDソリューション

交通システムインテグレータは主要施設のすべてで一貫した安全性と高品質のサービスを提供するため、本当に信頼できる自動化されたトランジットソリューションを必要としていました。MoxaのTN-5000シリーズのEN 50155準拠イーサネットスイッチとV2000シリーズのEN 50155準拠組込みコンピュータは、トランジットシステムに設置される映像監視および旅客情報ソリューションとして世界の大手交通ソリューションプロバイダに選ばれてきました。この世界的な大規模展開では、Moxaの車上映像監視およびPID(Passenger Information Display, 旅客情報ディスプレイ)が世界11か所の利用客の多い空港や地下鉄システムに配置されました。

V2000の特許取得済みHDブラケットはHDDとSSDの両方を振動や衝撃から守ります。そのファンレス設計は極端な温度条件で信頼性を保証します。V2000は鉄道車両アプリケーションに最適な高性能のネットワークレコーダです。一方、MoxaのTN-5000イーサネットスイッチは復旧時間20ms以下のTurbo RingとTurbo Chainの冗長化に加え、ネットワーク配線の簡略化に役立つPoEに対応しています。また、広範な絶縁冗長電源入力にも対応しています。

Moxaのアジア太平洋部門日本地域担当セールスマネージャのリチャードシャー(Richard Hsia)はこう説明しています。「通信バックボーン、旅客情報、CCTVシステムをシームレスに統合する1つの統合ソリューションは大きな里程標である。Moxaの組込みコンピュータとイーサネットスイッチは7か国11か所の世界的な空港ターミナルや都市エリアの最先端のトランジット車両/トラムに採用されている。Moxaは鉄道自動化に関して世界中で多数の成功実績と他社をリードする独自の技術を備えているので、海外の鉄道市場への進出を目指す日本のシステムインテグレータの優れたパートナーになるのは間違いない」。導入先には、米国デンバー、米国ボストン、カナダトロント、ドイツミュンヘン空港第2ターミナル、ブラジルサンパウロ、キングアブドゥルアズィーズ国際空港(ジッダ)、サウジアラビア、シンガポールなどが含まれています。

改修車両用旅客情報システム向け統合ソリューション

古い鉄道の旅客情報システムをアップグレードするには、限られたスペース、難しい配線、予算の制限といった様々な障害を克服する必要があります。MoxaのioPAC 8600シリーズのモジュラー型RTUコントローラは、1台のコンパクトプラットフォーム/デバイスの『オールインワン』ソリューションとして、シリアル、I/O、イーサネットを提供します。ioPAC 8600のユニークな2線イーサネットテクノロジーを使えば、改修車両でも現在使用可能な100 Mbpsに対応するように、既存の2線構造の上にイーサネット(IPネットワーク)を構築できます。

また、MoxaのioPAC 8600の主な機能は自動車両配列(ACS, Auto Carriage Sequencing)です。改修車両のシステムはCANバスまたはRS-485を使用するデイジーチェーンネットワーク構造上で運用されるので、IPベースのネットワークに移行する場合、自動車両配列機能をコピーするのは簡単ではありません。Moxa製品を導入すれば、この問題を回避し、新しいIPネットワーク上でもACS機能を継続使用できます。この大きなブレークスルーにより、システムインテグレータに求められる労力は大幅に削減されます。

旅客情報システム、CCTV、ダイナミックリングカップリング、鉄道用イーサネットバックボーン、列車地上間および沿線ソリューションを含むMoxaの革新的な技術やその他の高度なMoxaのソリューションを体験してください。幕張メッセ国際展示場6ホール、I-34番ブースでお待ちしています。

Moxaのソリューションおよび製品に関する詳しい情報については、https://japan.moxa.comにアクセスするか、japan@moxa.comまでメールでお問い合わせください。

Moxaの鉄道用ソリューションについて

Moxaは広範囲なIPベース通信ソリューションのIRIS認証取得済みのグローバルリーダーです。Moxaは現在、最新のマーケット指向のソリューションとIEC鉄道委員会への加入により、鉄道産業にネットワークの専門的な知識と革新的な技術を提供しています。世界の鉄道業者は、インテリジェントな車両間無線接続、ロケーションベースの柔軟な自動デバイス設定、千分の1秒単位のイーサネット高速冗長化、千分の1秒単位の高速WLANローミングソリューションといったMoxaのユニークで時間と費用を削減する鉄道テクノロジーを展開することで、新しい運行効率を見出してきました。産業用ネットワークの分野で25年以上の経験を備えたMoxaは長寿命製品の開発で実証済みの記録を有しています。Moxaは長期MTBFに対応した設計、コアコンポーネントのIPをすべて備えていること、長期のパートナーシップの締結により、鉄道インテグレータが低ライフサイクルコストで信頼性の高いソリューションを構築するのを支援しています。Moxaの広範なソリューションは、世界中の主要なPOS(Passenger Oriented Service、旅客指向サービス)、旅客用Wi-Fi、CCTV、CBTC(Communication-based Train Control、コミュニケーションベースの列車管理)、 ATO(Automatic Train Operation、自動列車運行)、沿線DCSといった鉄道システムに採用されてきました。

Moxaについて

Moxaは、産業用IoT(Internet of Things)を実現可能にするエッジコネクティビティ、産業用コンピューティング、ネットワークインフラストラクチャソリューションのリーディングプロバイダです。産業界で35年以上の経験を誇るMoxaは、世界中で1億2百万台以上のデバイス接続を提供し、85か国以上に販売代理店およびサービスネットワークを持ちます。

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